今回の「夏の思い出作り」と題されたイベントは、ヨコモの横堀智昭社長(64)の「5月に会社の有志と福島に行ったときに地元の方から『子供たちがグランドを自由に使うことができない』という話を聞き、子供たちに、ラジコンカーを使って少しでも笑顔を取り戻して欲しいとの思いでお呼びしました」との思いから開催されたもの。22年の歴史を持つ谷田部アリーナは、国内外の公式レースが多数開催されるRCファンの聖地。初めて訪れた子供たちは、オンロード・オフロード・ドリフト・ビギナーといった4つのコースを備える施設を目を輝かせながら見学した。現役世界チャンピンオンで現在2連覇中の松倉直人選手(18)と、全日本選手権で優勝52回、世界選手権を14度も制した伝説の元チャンピオン・広坂正美氏(41)によるデモンストレーションも披露され、子供たちは、ドリフトやオフロード走行など、生で見るチャンピオン2人の華麗なテクニックに「速〜い」「すごい」と大きな歓声を上げ、その後は、ラジコンの体験走行などを楽しんで過ごした。
横堀社長は「子供たちの元気な顔を見て安心しました。ヨコモは、今後もこういった取り組みを続けて行きたい。できれば、この谷田部アリーナを家族の絆を深める“いこいの場”のような場所にしたい」と抱負を語った。