これはお笑い芸人の職業病ともいえるだろうが、池崎に限ったことではない。ほかの芸人の場合はどうだろうか。
「浅草キッドの水道橋博士は『スーパージョッキー』(日本テレビ系)において、スキー場で発泡スチロール製の巨大サイコロに入りゲレンデを転がる企画に挑戦し、腰を強打したことにより椎間板ヘルニアとなり、たけし軍団お得意のチャレンジ系の企画からは戦線離脱を余儀なくされています。プー&ムーのおたこプーは、いきなりブリッジをする『お久ブリッジ』が持ちギャグでしたが、ある時に背骨を骨折してしまい、以降封印されてしまいました」(放送作家)
さらに、マニアックな芸で体を危険にさらす地下芸もいる。
「エスパー伊東ですね。『高能力』と題された芸では、扇風機を舌で止める、ドライアイスを食べる、小指1本でダンボールを突いて穴をあける、といったネタを披露していました。テレビの露出がなくなっても、結婚式の余興などで年収2000万円程度を稼いでいたといわれます。しかし、年齢を重ねるごとに体力的にこれらの芸をやるのは難しくなり、最近ではアーティストへの転向を表明していますね」(前出・同)
体を張り続ける芸には限界があるのは確かなようだ。とはいっても、池崎の絶叫キャラは、体の限界の前に“一発屋”として別のリミットが来る可能性も高いかもしれない。