同ライブは2015年1月〜11月まで毎月開催。ライブ毎に観客が面白かった芸人に投票する仕組みとなっており順位を決定する。ただ、順位にはポイントが割り当てられ、1月〜11月までの総合ポイントで9位までの芸人が、12月に開催される「ケイダッシュライブ特別編」への出演権を獲得できるというシステムになっている。そして、年間総合チャンピオンに輝いた芸人には、賞金10万円が贈呈される。
10月までの上位3組は、1位が135点のハマカーン、2位が133点のヤーレンズ、3位が123点のねじ。最後まで誰が優勝するかわからない大激戦となっていた。しかし、この日のライブにねじが不参加ということもあり、ハマカーンとヤーレンズの一騎打ちとなった。
若手ながらもヤーレンズは年間を通してコンスタントに笑いをとってきた。この日のライブでもヤーレンズらしい、肩の力を抜いたネタで観客を笑わせた。一方でハマカーンは、中堅らしい安定した力を発揮。筋肉キャラの浜谷健司とOLキャラの神田伸一郎の個性を活かしたネタで、会場を爆笑に包んだ。
そして、ネタ披露も終わり、遂に緊張の瞬間。最終的な結果は…155点を獲得したハマカーンが総合1位に輝き優勝を果たした。ヤーレンズは152点とわずか3点差で2位となった。興奮冷めやらぬ中、リアルライブ編集部は、見事年間総合チャンピオンに輝いたハマカーンを直撃した。
浜谷は「正直、ホッとしてますよ。やっぱり我々の中堅世代としては、若手においそれと負けるわけにはいかないですからね」と安堵しつつ、「若手は頑張ってますよ。ウケてますよ。ただ、それよりも我々が高い壁だったていう話」と自慢。すぐさま、神田から「そんなことで自慢するな」とツッコまれた。
そして、何と言っても気になるのが賞金10万円の使い道。ライブ中に、今年の「有馬記念」に全額を突っ込むと公言していたが、神田は「我々、5万ずつ分けてそれぞれ賭けます」と公言通り、「有馬記念」に全額注ぎ込むという。一方で浜谷は「ちょっと怖いんで中穴ぐらいですかね」と弱気だったが、神田は「でも、買うとしたら3連単ですよね。3連単を5通りまで絞ってそれぞれ1万円」と宣言。浜谷は「賞金をさらに大きくして、後輩たちに奢ってやりますよ」と意気込みを見せた。
最後に、浜谷は「来年のケイダッシュライブはもっともっと盛り上げていきたい」と力強く語り、神田も「本当に若手の中でも面白い漫才師、コント師が増えてきているので、ぜひ見に来て欲しい」とアピールした。