『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が放送されていた2011年。東日本大震災が起こった際に、石橋貴明はスタッフに「俺たちに何かできることないか?」と相談を持ちかけ、『とんねるずのハンマープライス』(関西テレビ/フジテレビ系)のような形で被災地に貢献したいと申し出があった。そのすぐ後に、木梨憲武からも同じ内容の話を持ちかけられたという。
ロンドンブーツ1号2号がレギュラー出演する『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、田村淳が「お蔵入り」を願い出たことがあった。ある女性と付き合っていた際、『ロンハー』に元カノが登場したことがあったのだとか。放送を観た彼女が激怒したのだが、サプライズで2回目も共演。彼女にその話をすると別れ話になったことから、演出・プロデューサーの加地倫三氏に放送を止めてもらったという。その代わり淳は「なんでもやります」と話していたそう。
タモリを国民的司会者にのし上げた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)では、実はタモリより先にMC候補がいたそう。その人物は、ビートたけしと明石家さんま。この事実をテレフォンショッキングでたけしから明かされ、タモリは驚いていた。
ナインティナインの岡村隆史は、さんまの「芸人は人前で泣くな」という教えを守っていることで有名だが、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)関連で2度涙を見せている。最終回で、岡村が「めちゃイケは僕の“青春”でした」と号泣したスピーチと、めちゃイケ班が担当した『FNS27時間テレビ 』(2011年)での矢部浩之の言葉である。
番組内でマラソンに挑戦していた矢部は、VTRで岡村への想いを吐露。2010年に休養していたこともあり、「休み・病気を笑いに変えたあの人はスゲェなって」、「当時は一生戻ってこない覚悟をしていた」、「そもそも僕がこの世界に誘ったので、“僕のせいや”って責任を背負っていた」などと語る様子に岡村は涙。「テレビで泣いたらさんまさんに怒られるんです」と笑わせていた。
令和にはどんなバラエティー番組が誕生するのか……そしてどんな伝説が生まれるのか、お笑いに特化した番組をもう一度観てみたいものだ。