「ナインティナインの岡村隆史が2010年に心の病で休養したのは有名な話。当時、レギュラー番組に加えて映画のプロモーション、ひとり芝居の準備などで多忙を極め、相方である矢部浩之に『お金がないねん』と意味不明な発言をしていたことを明かしています。ほかにも、ダウンタウンの松本人志は左股関節唇損傷、ガレッジセールの川田広樹は急性肺塞栓症を患うなど休養事情はさまざま。キングコングの梶原雄太にいたっては、あまりの多忙が原因で、岡村と同じく心の病気で休養しています」(芸能ライター)
また、謎に包まれたまま休養に入る芸人もいる。アンタッチャブルの柴田英嗣は「病気療養」として休みに入ったが、発表当時は「浮気などの女性問題では?」と噂されており、真相は不透明なまま。のちに女性トラブルでの誤認逮捕が原因だったことを明かした。ほか、今年に入って江頭2:50が一時的に仕事を休んだ時期もあった。事務所は「仕事が一段落したため」と発表したが、さまざまな噂が飛び交っていたのは事実。
こうした病気やケガなどで休むのは仕方ないのだが、“身から出た錆”で芸能活動をストップせざるを得ない場合もある。特に女性関係は死活問題で、最近では狩野英孝が記憶に新しいだろう。過去には未成年と不適切な関係を持ったとして東国原英夫や130Rの板尾創路が謹慎、極楽とんぼの山本圭壱は解雇(2016年に復帰)となっている。
「不祥事などで休養する芸人は、露出をなくすことでネガティブな印象を払拭したり、“芸能生活を心機一転したい”という気持ちが強いのでしょう。人を笑わせる仕事なので、余計なイメージは邪魔ですからね」(同上)
これから、ますますコンプライアンスが厳しくなっていく時代になる。これまでは謹慎や休養で済んでいたものが、芸能活動終了という選択を余儀なくされる場合だってあるのだ。そんなことはファンは望んでいない。芸人には自分の仕事を全うしてほしいものである。