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俳優・坂本長利が一人芝居の米寿公演

 俳優の坂本長利が11月15日、東京都杉並区の座・高円寺2で一人芝居「土佐源氏」の米寿公演を行う。

 同作は1人の男の愛と性の一代記を、坂本が一人芝居として1967年に初演。85年には「紀伊國屋演劇賞特別賞」を受賞。国内のみならず海外でも絶賛されている。テレビドラマでは「Dr.コトー診療所」(フジテレビ)シリーズの村長役で親しまれ、映画では13年公開の「ハーメルン」で西島秀俊、倍賞千恵子らと共演した。

 87歳の坂本は、一人芝居を演じる役者としては現役最高齢。今年数え年で88歳となることから、第1180回目となる同公演を米寿記念公演として行い、来年には50周年記念公演を企画している。

 坂本は「まさか米寿記念公演をやることになるとは。これも、全国各地から『土佐源氏』が観たいと呼んでくださる声のおかげです。これからもその声が続く限り命枯れるまで演じ続ける、ただそれだけです」とコメントを寄せた。

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