search
とじる
トップ > レジャー > ダイヤモンドS アドマイヤモナークが春天に弾み

ダイヤモンドS アドマイヤモナークが春天に弾み

 冬の東京競馬の名物マラソンレース「第58回ダイヤモンドS」(JpnIII 芝3400m 17日)は、1番人気に推されたアドマイヤモナークが直線で力強く抜け出し快勝。日経新春杯に続いて重賞2連勝を飾った。走破タイムは3分33秒6(良)。2着は2番人気コンラッド、3着には12番人気のレーザーズエッジが入った。
 「この距離だから、ペースは落ち着くと思っていた。位置取りにはこだわらず、力まずに走ってくれればとだけ考えていた」
 長距離特有のスローな流れのなか、“静”に徹した安藤勝騎乗のアドマイヤモナークはスッと中団に控えると、あとはジッと動かず。直線、満を持して追い出されると、弾けるように末脚を伸ばし、ゴールまで一気に駆け抜けた。
 57.5kgのトップハンデも何のその、最後は2着コンラッドに2馬身半差をつける圧勝劇だ。ジョッキーも「4角ではいつでも抜け出せる手応え。たぶん大丈夫だと思った。その通り伸びてくれた」と強い勝ちっぷりに笑顔いっぱいだった。

 これで前走の日経新春杯で初タイトルを獲得してから、重賞2連勝。7歳にしての快進撃に、「前に乗っていた時より、随分、良くなっているね」とジョッキーがいえば、管理する松田博師も「年寄りやから、そう変わるわけはないだろうが、ここにきて馬がゆったりしてきたし、落ち着きが出てきた。ほんま、馬はわからんもんや」と、遅咲きの愛馬に感慨深げだった。
 春の大目標はもちろん天皇賞。「1度使っていくことになるだろうが、オーナー(近藤利一氏)の馬には似た脚質、適性の馬(アドマイヤフジ、アドマイヤジュピタなど)が多い。使い分けせんといかんから」と次走については明言を避けた師だが、本番に向けては「このまま変わらんでいってくれたら、それでええ」とニッコリ。本格化した生粋のステイヤーから目が離せない。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ