「掛かるタイプじゃなく道中で力んで走らないから終いも伸びる」と手綱を取った藤田騎手はセンスの良さを強調。次走は札幌2歳S(JpnIII 札幌芝1800m 9月29日)が有力だが、「乗り役は二千まで大丈夫といってくれた」(田村師)と陣営に距離延長の不安はない。
一方、良血馬がそろった25日(土)の芝1800m戦を制したのは9番人気の伏兵リッカロイヤル(牡、父シーロ、母エトアールピオン=栗東・中尾秀厩舎)。勝ち時計は1分53秒5(良)だった。
5F通過が65秒0のスローペースを9番手から追走。「馬込みで厳しい競馬になった」と柴山騎手は振り返ったが、いざ直線で気合をつけられると弾けるように馬群を割った。鞍上は「素直で辛抱強くどんな競馬でもできそう。叩いた次は素軽さも増しそうだね」と精神面を高く評価。こちらも札幌2歳Sでに照準を定めて調整される。