今週の新潟デビュー注目馬は、7月22 日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のフェートグランド。牡、美浦・武藤善則厩舎。父ハーツクライ、母フェートデュヴァン、母父メジロマックイーン。生産は新冠町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主は社台レースホース。クラブ法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額4000万円。半兄には京成杯やセントライト記念を勝ち、クラシック三冠にも出走したフェイトフルウォーがいる。父がステイゴールドからハーツクライに代わり、より長距離適正が高くなっているだろう。血統から本格化するのは古馬になってからだと思われるが、現状て勝ち上がってくるようなら将来が楽しみである。なお、鞍上には内田博幸騎手を予定している。
中京デビュー注目馬は、7月21日(土)第5R芝1400m戦に出走予定のゼ ンノコンゴウ。牡、栗東・石坂正厩舎。父ゼンノロブロイ、母ジュリアビコー、母父ジェイドロバリー。生産は新冠町・村上欽哉、馬主は大迫久美子氏。近親にはダートGI9勝やラジオNIKKEI杯2歳S(当日のラジオたんぱ杯2歳S)を勝ったヴァーミリアンや、ダート重賞4勝のサカラート、シリウスSを勝ったキングスエンブレム、東海Sを勝ったソリタリーキングがいる良血馬。系統は芝でも走る産駒を出すが、ダートでより高い能力を発揮出来る産駒が多い。本馬も例にもれず、母父ジェイドロバリーからより高いダート適正があると思われる。デビューは芝だが、今後ダートを使うようなら高確率で勝ち負けになるだろう。なお、鞍上には和田竜二騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
〈プロフィール〉
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。