search
とじる
トップ > レジャー > 関屋記念 タマモナイスプレイがV3で夏のマイル王へ

関屋記念 タマモナイスプレイがV3で夏のマイル王へ

 今週は真夏のマイル王決定戦「第44回関屋記念」(GIII、新潟芝1600メートル、9日)が行われる。秋への飛躍を誓う末脚自慢がそろったが、マイル路線の勢力図を一気に塗り替えそうなのが上がり馬タマモナイスプレイだ。ここにきて2連勝と4歳夏を迎え、完全本格化。フルゲートの大激戦を兄タマモホットプレイ譲りの豪脚で切り裂く構えだ。

 今夏を境に急激に力をつけてきた新星タマモナイスプレイが、いよいよ重賞に殴り込みをかける。
 7月の1000万・三宮特別をメンバー最速の上がり3F33秒8の豪脚で差し切ると、連闘で挑んだ1600万・ジュライSも斤量が5キロ軽いレディルージュをきっちり捕らえる横綱相撲。しかも、馬体は減るどころか8キロも増えていた。ここにきての成長ぶりは目を見張るものがある。

 鶴田厩務員も胸を張って言う。
 「気持ちがだいぶいい方へ向いてきたね。というのも、以前は直線を向くと、スタンド前の歓声にひるんで力を出し切れなかった。それが今はきっちりと折り合って、最後までいい脚を使えるようになった。前走にしてもいい形でレディルージュを負かしたからね」
 もともと重賞2勝を挙げるタマモホットプレイの全弟という一本筋の通った血統。両馬を担当する同厩務員は早くもその兄を引き合いに出す。
 「末脚の爆発力は間違いなくお兄さん譲り。本当にいい脚を持っている。ようやく同じクラスにたどりつけたし、ここで一気にホットプレイ超えを果たしたい」
 前走後は連闘後のケアをしっかりし、7月23日に初時計をマーク。1週前追い切り(栗東坂路800メートル53秒4→38秒3→13秒0)の29日には、いつもの豪快なストライドで併走馬との追い比べを制した。
 「連闘後はさすがに疲れはあったけど、間隔があったのでそれもすっかり取れた。確かに相手は強くなるが、どこまでやってくれるか楽しみな一戦だよ」
 新潟コースは初めてだが、長くいい脚を使えるタイプだけにドンと来い。充実著しい今なら、一気に真夏のマイル王に君臨してもおかしくはない。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ