第6話は、桑野(阿部寛)を悩ませる「やっくんのブログ」がとうとう検索結果の上から3番目となり、桑野は頭を抱え、まどか(吉田羊)に早く正体を突き止めるよう、せっつく。そんな中、まどかのいとこ・亮介(磯村勇斗)がまどかを手伝うという口実で上京してくるが、実は亮介はまどかの母から、なぜまどかが地元に戻らないのか探るよう密命を受けていて――というストーリーになっていた。
若手イケメン俳優である磯村勇斗がゲスト出演したものの、視聴者の評判は芳しくなかったという。
「『磯村目当てで見た』という声も多かった今話ですが、磯村演じる亮介はいとこのまどかを指して、『まどか姉』という呼び名を連発。桑野の前でも、『僕はまどか姉が伯母に対して意地を張ってるのがどうも見てられなくて……』と相談を持ち掛けたりしたりなどしていました。しかし、年が離れたいとこでも、亮介は弁護士を目指すいい大人。制作側が狙ったであろう“弟感”よりも非常識さの方が目立つ結果となり、視聴者からは、『他人に身内のことよくまどか姉なんて言えるね…』『いい大人がまどか姉連呼は痛すぎる』という声が殺到。『磯村くんのムダ遣い』といった声もあり、演出の空回り感は否めませんでした」(ドラマライター)
また第6話では、第1話から桑野を悩ませてきた“やっくん”の正体が明らかになったが――。
「やっくんについては、英治(塚本高史)が桑野をからかうためにブログをやっている説や、前作の夏美(夏川結衣)の結婚相手が嫉妬に駆られて誹謗中傷していた説などが出ていましたが、正体はこれまでまったくストーリーに出てこなかったお笑いコンビ・三四郎の相田周二。実は9月27日放送の『三四郎のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で出演を報告していたものの、これまでまったく姿を現さなかったこから、『実はやっくんでは?』という声も聞かれていました。一部視聴者の予想が当たった形になりましたが、視聴者からは『せめて本筋と絡む人物が良かった…』『知らない人で期待外れ』という声も。また、桑野を悩ませるやっくん問題が解決してしまったことで、『これから見どころが犬しかない』という指摘も見受けられました」(同)
視聴者のツボを外し続ける本作。一定の視聴率は保ち続けており、番組公式ツイッターに「次回も楽しみ」とのコメントを寄せる視聴者も散見されたが、全体的に見ると好意的な声は少ない状態となっていた。