ジャニーズJr.単独のドーム公演は2000年10月以来19年ぶり。関東だけではなく関西の所属者、普段コンサートには出演しない俳優に専念しているジャニーズJr.達も、スケジュールが合う限り全員参加することが発表された。
プロデュースは昨年いっぱいで芸能界を引退し、ジャニーズ事務所傘下の関連会社・ジャニーズアイランドの社長である滝沢秀明氏が務める。
社長就任からわずか半年。東西合わせて300人を超す大所帯であろうジャニーズJr.をひとまとめにし、ドームでコンサートを打つというのはなかなか出来ることではない。8月8日はアイドルから実業家へと転身した滝沢氏の真価が問われる日となるだろう。
今回、滝沢氏がジャニーズJr.の単独公演を行った理由には、以下のような事情があるのではないかとされている。
「滝沢さんが社長を務めるジャニーズアイランドは、ジャニーズJr.のプロデュースや新人発掘を行う会社です。滝沢さんはご存知通り、もともとはJr.内のトップアイドルで、CDデビューをしてない時期でもMC番組を持つなど、圧倒的な存在感を示してました。この頃はまさに『ジャニーズJr.黄金期』で黄金期を長年に渡り支えてきた滝沢さんだけに、最近影の薄くなっているジャニーズJr.の現状をなんとか打破しようしているのではないでしょうか」(某芸能記者)
また、今回の「ジャニーズJr.祭」には、ジャニーズ事務所内での滝沢氏の存在感を誇示させる意味合いも強いのではないかいう。
「東西ジャニーズJr.の所属者は東西合わせて300人以上いるとされており、もちろん滝沢さんも全員と面識があるわけではありません。また、10代の若いJr.達はアイドル全盛期の滝沢さんの姿を知らないため、滝沢さんがジャニーズに強い影響力を持っていることを知らしめる理由もあるかと思います。この単独公演でキラリと光る才能が発見できれば、かつて滝沢さんがジャニー喜多川さんの近くで演出を学んだように、次世代の滝沢さんを発掘したいとも思っているようです」(前述の芸能記者)
滝沢秀明37歳。「男の勝負」はもうすぐだ。