これは立花氏に限らず、ネット社会全体がそうなっているとし、「(アメリカの)トランプ大統領もそう。スピードばかりやっている」と、カードゲームのトランプに例え、田中裕二も「七並べくらいにしとけよ」とツッコんだ。
さらに、太田は『週刊ポスト』(小学館)で韓国との国際関係を過激に取り上げ炎上した記事を読んだといい、「中身を読んでみると、それほど過激なことを言っているわけじゃない。国交がなくなった場合に韓国の方が経済、安全保障的に損をするんじゃないかというので、落ち着いた分析だと思うのね」と話した。
太田は「立花もそうじゃない。『マツコを許さない』と言って注目を浴びるのが戦略ですとか言うけど、もうちょっとおだやかに。タイトルを過激にして中身はそうでもないって信頼失うじゃない」と、ネットを中心とする社会が「煽り先行型」になっていると思っているようだ。
太田は過去の名作映画を出し、「黒澤明の『七人の侍』が『ぶっ殺し合い』とかそうはしない。チャップリンの『街の灯』が『ちょび髭オヤジの○○』とはならない」とし、落ち着いて物を考える必要性を説き、そうしたものが残っていくのではと持論を述べた。
これを受け、ネット上で「太田さんも煽ってる部分あるけど、基本は真面目だな」「これが太田さんの本音だろう」「とりあえず落ち着けって、正論すぎる」といった声が聞かれた。言葉のやりとりは平行線をたどっている太田と立花氏は、今後どう動いていくのか気になるところだ。