そして、交通網の混乱でテレビ番組の生放送にも影響が出た。演歌歌手の細川たかしは『ごごナマ』(NHK総合)に出演予定も、放送開始時間に間に合わず、約20分遅れてスタジオに登場した。千葉県にいた細川は朝早く出るも、大渋滞のために途中で車を降りて、満員電車に乗り東京へ向かったという。さらに、衣装の到着も間に合わないため、私服姿で新曲の「冬嵐」を熱唱した。事前に行うべきリハーサルもなく、ぶっつけ本番で歌い切ったのだ。これには、ネット上で「細川たかし、マジでプロだな」「途中で電車に切り替えるにも機転が早い」といった声が聞かれた。
細川のファッションセンスにも注目が集まっている。黒いパーカー姿で、“オラオラ系”を彷彿とさせるちょっとワイルドなスタイルでもある。いかにもおじさんといったものではない姿に、ネット上では「細川たかし、ラスボス感半端ない」「このパーカーに、このヘアスタイルだと、よりイカつく見えるな」といった声が聞かれた。
細川の「グッジョブ」ぶりが絶賛される一方で、相変わらずの嫌われっぷりを露呈してしまったのが宮根誠司である。宮根は羽田空港に足止めとなり、『情報ライブ:ミヤネ屋』(日本テレビ系)の放送開始時間に間に合わず、1時間遅れで登場した。『ミヤネ屋』は大阪から放送されているが、宮根は前日の日曜夜は『Mr.サンデー』(フジテレビ系)の生放送があるため、9日午前中の移動となるが間に合わなかったようだ。これには「この人、そもそも、あちこち移動しすぎだよね」「細川たかしはニュースになっていったけど、宮根はスルーでOK 」といった反応が聞かれた。
やむを得ない事情とはいえ、「遅刻」でも人によって反応はさまざまなようだ。