28日の大日本プロレス・後楽園ホール大会では、アブドーラ・小林率いる「剣山党」と、BJWデスマッチヘビー級王者・宮本裕向率いる「画鋲党」が激突=写真。ファンは自分が支持する方のアイテムを会場の投票箱に投函し、「得票」がそのまま凶器として試合に活用された。
事前に会社に送られてきた「期日前投票」を含む約10キロの剣山と画鋲がリング上にぶちまけられると、選手たちは自らのダメージをもいとわず、ミサイルキックや雪崩式ブレーンバスターといった全身で受身を取る技を炸裂。最後は今回の試合形式の発案者である小林が宮本を「11年ぶりに出した」という源之助クラッチで丸め込んだ。
小林は見事次期挑戦者に“当選”。9・30富山・高岡大会でのタイトル挑戦が決定すると、さっそくご当地にちなんだ新必殺技「高岡大仏」の投入と3年ぶりの王座返り咲きを公約に掲げた。