TAJIRIを相手に4度目の防衛戦に臨んだみのる。序盤からグラウンドの攻防で優位に試合を進める。ローキックにアキレス腱固め。パワーに勝るみのるが攻勢を強めた。しかし、中盤に赤い毒霧を“顔射”され、意表をつかれてピンチ到来。TAJIRIの機敏なムーブに手をこまねいた。
その後もハンドスプリングエルボーやパイルドライバーを食らって反撃を許す。だが、性悪王者は要所を締める戦いぶり。最後は13分26秒、再び毒霧にきたTAJIRIをスリーパーで捕獲。たまらず緑の毒ミストを吹き上げたTAJIRIを、そのままマットに沈めて3カウントを聞いた。
V4を果たしたみのるは試合後「ケアを倒して小島もやられた。武藤社長出てこいよ」と名指ししたものの、一向に武藤は現れず。するとみのるは「もう全日本にいる必要ねえな。じゃあな、バイバイ」と撤退すら辞さない考えを示唆したままリングをあとにした。