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ハッシーの地方競馬セレクション(6/26)「第36回帝王賞(JpnI)」(大井)

 ダディ良いところ見せれず…。先週船橋競馬場でおこなわれた京成盃グランドマイラーズ。本命に推したビッグダディことピエールタイガーですが、まずまずのスタートを切ると鞍上の真島騎手が出ムチを2発入れ2番手の位置取り。道中は口を割っての追走で、折り合いがつかず苦しい展開。3コーナーで手が動き始め直線入り口では脚が上がってしまい8着。ハイペースではあったものの、逃げ馬が勝ち、3番手を追走した馬が2着に残ったことを考えると、やはり折り合いがつかなかったことが敗因と思われます。出ムチを入れられてダディ熱くなっちゃいましたかね!? 折り合いさえつけば実力はこんなもんじゃないだけに、次走巻き返しに期待しましょう。

 さて、今週は大井競馬場で「第36回帝王賞(JpnI)」がおこなわれます。中央競馬は宝塚記念が上半期の総決算であるならば、地方競馬は帝王賞が上半期の総決算。今年は地方馬にGI3勝のスーニはいるものの、フリオーソのような絶対的大将格がおらず、その代わり中央所属馬のGI馬が6頭参戦と例年になくハイレベル。上半期のダート王を懸けた大一番。激しく熱い夜になりそうです!

 上半期ダート王に輝くのはこの馬です。じわじわと実力をつけていった市村正親こと◎ニホンピロアワーズです。本馬はこれまで24戦していますが、複勝圏を外したのはわずかに3回。なんと21戦も3着以内に入っている実力の持ち主。しかし、注目され始めたのは初GI勝ちとなった昨年のJCダートからで、それまでは条件戦から地道に勝ち上がり、OPクラスに上がってからもいわゆる王道路線を進まずにきたことがその要因です。市村正親は劇団四季へ入団し、そこで超一流の役者となりましたが、舞台俳優だった為全国的な名声はテレビ俳優に比べてそこまでではありませんでした。しかし、元々超一流の演技力を持っているので、ドラマに出演するやいなや抜群の演技力を披露し、一躍テレビ俳優として全国区になりました。そんなところが市村正親と本馬は似ていますね。GI勝利後の前々走アンタレスSでは、元々使って良くなっていくタイプの馬が、休み明けでしかも初の斤量59kgと決して良い条件ではなかったにも関わらず0秒1差の2着。ましてや負けた相手が重賞2連勝中で、後にかしわ記念(JpnI)を勝つホッコータルマエですから改めて本格化した証を見せてくれました。今回は57kgと斤量が軽くなる上に叩き3走目。追い切りでも抜群の動きを見せており、デキに関しては今年1番に見えます。ここは最高のパフォーマンスを披露し、観客からスタンディングオベーションをしてもらいましょう。

 対抗はこちらもダートでは1度しか複勝圏を外したことがない○ローマンレジェンド。前走は3着に敗れたものの、5か月の休み明けの上JpnI。ましてや適性距離とは言えない1600mとくれば悲観する必要はありません。今回は初JpnI制覇となった大井の2000m戦と条件が好転し、一度使われて状態は格段に上がっています。鞍上は大一番に強い岩田騎手とくれば好勝負必至です。

 ▲は大井が得意ハタノヴァンクール。本馬は深い力のいるダートに適性があり、中央のダートでは7戦して3回複勝圏を外しているのに対し、地方のダートでは4戦して2勝2着2回のパーフェクト連対。今回の舞台では昨年暮れの東京大賞典でローマンレジェンドと半馬身差の接戦を演じているだけに力は拮抗しています。仕掛けどころ一つでアッと言わせることが出来る存在です。

 以下、勝ちみに遅いがハマれば恐いワンダーアキュート、連勝でJpnIを制し今がまさに充実期のホッコータルマエまで。

◎(11)ニホンピロアワーズ
○(6)ローマンレジェンド
▲(2)ハタノヴァンクール
△(3)ワンダーアキュート
△(8)ホッコータルマエ

買い目
【馬単】6点
(11)⇔(6)(2)(3)
【3連単】6点
(11)→(6)(2)→(6)(2)(3)(8)

※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、 数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。現在はフリー。

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