17日早朝、大井競馬場で行われた最終追い切りでは、柳田厩務員を背に、単走で5F63秒台を計時。テンのラップが速かったため、終いは一杯になったものの、時計は十分合格ラインだ。柳田厩務員も「前回叩いた分、息もできてきたし、動きもだいぶ良くなった。今までのレース前は強め程度だったが、今回は初めて一杯にできた」と、手応え十分の最終調整に思わず笑みがこぼれた。
2歳優駿牝馬で見せた強烈な末脚に加え、師が「男勝り」と評す勝負根性でまずは1冠を目指すムーン。「一戦一戦勝てるように頑張りますよ」と言葉は控えめだが、その笑顔からは愛馬の能力を信じて疑わない自信が見て取れた。