◎ストークアンドレイ
○アットウィル
▲シーギリヤガール
△ティーハーフ
△ローガンサファイア
一昨年のマジカルポケット、昨年のファインチョイス、そして今年はアットウィルで同レース3連覇を狙う領家厩舎。昨年あたりから「函館の2歳戦は領家」との声があちこちで聞かれるようになったが、つい一昔前は「山内」だった。近年こそ目立った活躍馬は出ていないものの「2歳の山内厩舎」として常に函館開催の中心的存在だった。しばらく結果の出なかった時期もあったが、今年は違う。名門復活の期待を託されたのは芦毛の牝馬ストークアンドレイ。開幕週6月9日の芝1000m戦を57秒台の好タイムで楽勝。好位3番手ですんなり流れに乗ると、直線では追い出しのサインに瞬時に反応し一気に馬群から抜け出すセンス溢れる走りをみせた。デビュー前の追い切りではビシッと追ったことがなく(5番人気が示すように)「一度使ってから」そんな風にみられていたが、センスのある馬は目一杯やらなくても走るものだ。前走後は、短期放牧を挟んでの調整となったが、今週の追い切りでは抜群の動き。出走態勢は万全だ。領家厩舎のV3を阻むのは、かつての雄・山内厩舎、そんな気がする。
今春に完成した門別の屋内坂路で鍛えてきた道営所属のシーギリヤガールが不気味な存在。その他では、香港馬ラッキーナインや昨年の京王杯2歳S2着のサドンストームを兄に持つティーハーフ、初戦を明らかに余裕残しの仕上げで勝ち上積み十分のローガンサファイアあたりをおさえておきたい。
【馬連】流し(1)軸(2)(8)(11)(16)
【3連単】フォーメーション(1)→(2)(16)→(2)(8)(11)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。