「たけしさんは、かねてより日本テレビの『24時間テレビ』には批判的でした。過去にはオファーがあったようですが『偽善番組。タレントはノーギャラで出ろよ』といった毒舌を繰り広げていました。そのため、現在に至るまで出演経験はありませんね」(放送作家)
そんなビートたけしが活躍する場がフジテレビの『27時間テレビ』だった。チャリティなし、感動なし、お笑い一色の要素が、たけしの毒気にうまくハマったのだ。番組初期にたけしが発した「愛は地球を救わない」は、名言として語り継がれる。そんな『27時間テレビ』にも変化が生じている。
「たけしさんは、9月9日〜10日放送の『FNS27時間テレビ:にほんのれきし』の総合司会を務めます。ところが、今年はこれまでのお笑い色を排し、日本の歴史をふりかえる教養バラエティー路線となりました。さらに、ほとんどが録画放送という代物です。生放送だから起こり得るハプニングがあらかじめ排除されているのです。たけしさんの日テレの『24時間テレビ』のマラソン乱入宣言には、フジの『27時間テレビ』で暴れられそうにない、不満が募っての一言と見ることもできるでしょう」(前出・同)
マラソン乱入が実現しなかったたけしが、『27時間テレビ』ではどのような活躍を見せるのか。少なくとも「火薬田ドン」は登場して欲しいと、コアなお笑いファンは願うばかりである。