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皐月賞 マイネルチャールズ 1冠奪取へ視界良好

 1冠奪取へ、中山二千の鬼が豪快なデモンストレーションを披露した。「第68回皐月賞」(JpnI 中山芝2000m 20日)まで、あと4日と迫った16日早朝…主役の期待を集めるマイネルチャールズが最終追い切りを行った。感触を確かめた若武者・松岡騎手との息もピタリ。最高の仕上がりで本番へと挑む。

 重賞2連勝でTRの弥生賞を制したマイネルチャールズ。この馬が優勝の最短距離に立っていることは疑いようのない事実だ。
 例によって、前走後は放牧に出され、8日に帰厩。日は浅いが、「体に幅が出て、一段とたくましさを増している」と意を強くする白倉厩務員。1週前追い切りは10日に行われ、5F68秒6、ラスト1F11秒9をマーク。直線で仕掛けられてからの反応は抜群で、併走馬を1秒切って捨てた。
 「弥生賞のときは体がしぼんでいたけど、今回は1週前に追い切った後もカイ食いが落ちない。火曜日の時点で462kg(前走452kg)ある」と渾身の仕上げをアピールする。
 「道悪馬場?全姉のマイネルヌーヴェル(クイーンC)はうまかったから、大丈夫でしょう」と白倉さんは余裕しゃくしゃく。栄冠は目前だ。

 【最終追いVTR】松岡騎手を背に、角馬場からポリトラックへ。前半はセーブ気味だったが、反応を確かめるように直線で仕掛けられると力強いストライドでラスト1F12秒2をマークした。馬体の張り、気合乗りともに満点だ。

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