昨年の最優秀ダート馬に輝いた、トランセンドが貫録の2連覇を達成する公算が大。
昨年は国内4戦(すべてGI)3勝、2着1回と圧倒的な強さを見せつけている。唯一2着は大井の交流GI・JBクラシックでスマートファルコンに後塵を拝しているが、コース適性の差が出たもの。着差は0秒2だし、決して実力負けではない。そのスマートファルコン不在のここは勝ったも同然だ。確かに競馬に絶対はない。万が一、負けるシーンがあるとすれば、共倒れ覚悟で喧嘩を売っていく馬が出て来た場合。しかし、藤田騎手相手に無謀なレースをする騎手はいないだろう。
当面の相手は、休み明け2戦目で上積みの大きいエスポワールシチーだが、ダート初挑戦のGI馬グランプリボスが台風の目になる。
◎15トランセンド
○9エスポワールシチー
▲13グランプリボス
△10ワンダーアキュート、11ダノンカモン
☆東京10R「アメジストステークス」(芝2000メートル)
遅ればせながら本格化した、トランスワープでもう一丁。
番手マークから楽に抜け出し、0秒5差突き放した前走は真骨頂。実力がなければこんな芸当はできない。7歳になったが、キャリアは15戦と5歳馬並み。心身とも若々しく、ノビシロは十分ある。3走前に中山金杯を優勝するフェデラリストと0秒2差2着の接戦を演じた実力を物差しにすれば、昇級の壁は皆無に等しい。ハンデも56キロなら全く問題ないし、2連勝達成する。
◎8トランスワープ
○2ノーステア
▲10ヴァーゲンザイル
△4ラヴェルソナタ、12アロマカフェ
☆東京9R「セントポーリア賞」(芝1800メートル)
重賞帰りの、ロジメジャーをイチ押し。
その京成杯はベストディールの前に9着と返り討ちにされたが、キャリア不足を露呈した格好だ。それでも、強敵相手に0秒9差と大負けしなかったし、実力の片鱗は示したといえる。もちろん、自己条件なら素質は上位で2勝目は目前。
◎12ロジメジャー
○9ヴォードヴィリアン
▲11オコレマルーナ
△8リアルフレア、15グラーネ
☆京都11R「洛陽ステークス」(芝1600メートル)
素質高いトーセンレーヴで今度こそ。
前走5着は休み明け、不良馬場、距離などマイナス要素が重なったもの。敗因は明らかで度外視して大丈夫。マイルは初めてだが、血統からはむしろプラスに出そう。脚が溜まる分、競馬はしやすい。身上の差し脚を炸裂させる。
◎10トーセンレーヴ
○7キングストリート
▲15ワイルドラズベリー
△3ピュアブリーゼ、8ガンダーラ
☆京都10R「河原町ステークス」(ダ1400メートル)
地力強化の目覚ましい、メイショウマシュウに期待。
前走の羅生門Sはクビ・ハナ差3着と惜しいチャンスを逸しているが、昇級戦で早くもメドを立てたのだから立派。ここまで、<3120>とまだ底を見せていない明け4歳馬で、プラスアルファは計り知れない。あくまで通過点。
◎9メイショウマシュウ
○13エアウルフ
▲11サイオン
△14スノードラゴン、16パルラメンターレ
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。