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【DeNA】遅れてやって来た“リリーバー“石田健大!ベイスターズの救世主になれるのか!?

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石田健大

【DeNA】遅れてやって来た“リリーバー“石田健大!ベイスターズの救世主になれるのか!?

☆期待を裏切るエース

 ベイスターズ待望の男が、役割を変えて帰ってきた。2年連続の開幕投手を任された「左腕カルテット」の長男・石田健大だ。昨年故障の影響もあり6勝止まりながら、ラミレス監督にそのポテンシャルを買われ、エースの役割を期待されていた。キャンプでも「低めにコントロール」「ストレートでファールを取る」など課題を持って取り組み、本人も自覚十分で挑んだシーズンだった。しかし、結果が付いてこなかった。結局13回の先発登板機会を与えられたが、勝ち星はわずか1。敗戦は7を数え、シーズン3度もの登録抹消の憂き目を見た。

☆戻りつつある輝き

 8月28日に再登録された際、ラミレス監督から与えられたポジションは"中継ぎ”。今シーズン調整の為に2回中継ぎ登板し、そのまま転向プランもあったが、その時は再び先発のポジションに戻っている。しかし、先発は2回の機会とも散々の結果に終わり、今回は背水の陣での中継ぎ登板となった。登録されたその日のドラゴンズ戦、2-2の同点の6回に3番手として出番が回って来た。すると、“唸る“と形容したくなるほどのストレートは、最速149キロを計測。得意のチェンジアップはもちろん、スライダー、フォークも抜群の切れ。2イニングをパーフェクト、3者連続を含む4三振を奪い、試合の流れをガッチリ引き寄せる圧巻のピッチングを披露した。チームもその流れに乗り、7回に嶺井博希のバックスクリーン横に飛び込むホームランで勝ち越し。これが決勝点となり、石田に嬉しい勝ち星が付いた。お立ち台に上がった石田は「迷惑をかけたが、チームの一員となれるよう頑張る」と満面の笑みでコメントし、指揮官も「2イニングを良く投げた」と中継ぎでの適性を評価した。

☆魅せろエースの意地

 ロングリリーフで使える左腕は、疲弊しているリリーフ陣にとっても、もちろんチームにとっても頼りになる存在。今シーズン3勝のうち、わずか3回のリリーフ登板で2勝を挙げている。実は「持ってる」のかも知れない。シーズン終盤は運も必要。見えない力を味方に付け、石田健大がCS進出への救世主となる。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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