昨年12月に放送された、情報番組『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)に美勇士が生出演し、放送前日に2人は東京都内の飲食店で初対面を果たした。美勇士は、「ゴールとしてDNA鑑定で決着をつけるべきだと思う」と提案。乃羅氏も潔く受け入れ、その場で“兄弟”間による鑑定の一部始終が放送された。
美勇士は、『桑名家の長男』と名乗る乃羅氏を前に笑顔で握手を交わし抱擁。さらには、「父がもしも生きていたら面白がって“飲みに行こうよ”と言っていただろう」と語る場面もあった。
そんな父・桑名さんというと、1980年3月に歌手のアン・ルイスとの結婚を発表し、81年5月に美勇士が誕生した。アンは、育児に専念するため音楽活動を休止。ところが、幸せに満ちあふれた生活から一変、アンには一筋縄ではいかない壁が立ちふさがったのだ。
「資産家の跡取り息子だった桑名さんの母は、『満足に子育てもできない夜遊び好きの女』とアンを軽蔑。姑との溝は深まる一方だったという。さらに、酒豪で知られる桑名さんは酔うと酒乱と化し、暴れまくっていたそうだ」(芸能関係者)
さらには1981年9月、19歳の女性への強制わいせつ致傷容疑で逮捕された桑名さんは、同年12月に大麻パーティを開催。再び警察沙汰となり世間をにぎわせた。
これらの犯罪行為に愛想を尽かしたアンは、桑名さんと別居状態に陥った。だが、別居中にもかかわらず1983年頃には、桑名さんと2人目の妻となる女性が出会い、深い仲になったという。ついに、桑名さんは84年にアンと離婚。その後、桑名さんは妻の妊娠を機に87年11月に再婚し、88年2月に次男が誕生した。不倫の末の結婚だったが、桑名さんの“女グセの悪さ”が改善することはなかったようだ。
「基本的に浮気は絶対に許しません」というのが妻の本心であったようだが、「行為(セックス)自体じゃなく恋愛がしたい」と身勝手な桑名さんを、半ば“病気”と諦め許し続けてきたという。なんと、浮気相手とホテルに向かい、ベッドの上から「この女、やらしてくれへん」と妻に電話で愚痴を言ったというとんでもないエピソードが報じられている。
ところが、それだけでは終わらない。応対した妻は、浮気相手に電話を取り次がせ「そこまで引っ張っていったらやらせなさいよ」と浮気相手に罵声を浴びせたという。
他人には理解しがたい夫婦関係だが、厚い信頼関係から絆が生まれたのかもしれない。桑名さんは、「女性や音楽のことも含めて僕はビョーキやからね。いちばん必要なのは看護師さん。完全看護してもらいたい」と生前に語っていたという。
また、桑名さんの死去後には“隠し子”が出現。ロックバンド・虹艶Bunnyでギターボーカルを務める露敏(ろびん)にスポットが当てられた騒動は記憶に新しい。
親子関係の真相は不明だが、生前の桑名さんの破天荒ぶりからすれば“隠し子”が1人や2人いても納得できるであろう。
今回の騒動について、美勇士は一部メディアの取材に応じ、「売名行為ができた」と笑顔でコメント。自身のツイッターでは「この件も完結かと思うと少し寂しい気もしますね(仕事減るなぁ)」と自虐ネタで騒動を締めた。
いい加減、“桑名さんの実子”と名乗る候補者がもう現れないことを願いたい。
記事内の引用について
美勇士の公式ツイッターより https://twitter.com/myuji69