さっそくプレイスタート。画面は刑事ドラマの映画版が始まったようでかっこいい。渋谷署管轄内でナゾの誘拐事件が発生。渋谷ハチ公前で女の子が身代金5000万円を持って立っている。主人公は、若手刑事と元チーマー軍団のリーダー、敏腕フリーライター、ウイルス研究者、ネコの着ぐるみの5人。無関係にみえて実はそうではない5人の運命を握っているせいか、手にしたリモコンスティックが汗ばんできた。
実写版フリーシナリオが進む中、プレイヤーの判断が事件解決へと導くか否かを決めるという。そう言われると、何でもない些細なやりとりにさえ、大きな意味がありそうに思えてくる。“こいつは胡散臭いな”。次から次へと出てくる登場人物すべてが誘拐犯に見えてきた。
金田一耕助シリーズにおける「よーし、わかった!」の名セリフでおなじみ等々力警部状態である。ストーリー展開が早いのがいい。
同作を開発したチュンソフトの中村光一社長は「実際の渋谷で行われたロケ映像の数々をお楽しみください。ボーナスシナリオを含めてかなりのボリュームですが、きっと最後の最後、シナリオの隅々までどっぶり堪能いただけると思います」とコメント。
あと約1週間、発売が楽しみである。1人プレイ。セガ/サウンドノベル。価格は税込み7140円。