さて、菊花賞は◎オウケンブルースリが豪快な末脚を披露します。
今年4月にデビューしてまだ6戦のキャリア。中京、阪神、新潟とそれぞれの競馬場で3連勝し、センスと潜在能力の高さを見せました。前走の神戸新聞杯は試金石の一戦となりましたが、この見極めは、もちろん「金」。負けたとはいえ、4角では最後方から2番手。絶望的な位置取りからものすごい瞬発力を発揮し、ディープスカイ、ブラックシェルから差のない3着ですからね。立派のひと言です。
折り合いに気を使う馬ですが、前走を見る限り、内田騎手とのコンビネーションはバッチリ。3000メートルも無難に乗り切ってくれるはずです。長く脚を使えるので外回りも合うし、勝ちパターンである3角過ぎからのロングスパートがピタリとハマりそうなムード。遅れてきた大物が最後の1冠を制します。