公開前に試写会がまったく行われず、非公開のまま、先のカンヌ映画祭でようやく秘密のベールを脱いだ「大日本人」。日本の大物お笑い芸人の初監督作とあって注目を集めたが、一方では酷評も多く、関係者の間では、大コケ説もまことしやかに流れたものだった。ところが、いざフタを開けてみると、観客動員数100万人を超え、興行収入も20億円を突破。これには映画関係者は驚いている。
「当初、映画の収入目標は15億円だった。これは公開後のDVDの売り上げまで入れてのものでしたから、すでに映画だけで目標を超えてしまったんです」(映画宣伝会社関係者)
そんな大成功に気を良くしてか、松本はすでに次回作に取り組んでいるという話も聞かれるのだ。