24日に坂路800m51秒9、昨30日は49秒9→36秒4→12秒1と文句のつけようがないタイムでフィニッシュした。
「鞍上の指示通りに動いてくれる。ムキになる馬ではないので、誰が乗っても乗りやすいと思う。久々にいい馬だよ、これは」と津曲助手をうならせるほど。いきなりから楽しめそうだ。
初日(土)の芝1800m戦の注目株はセイウンファントム(牡、父シングスピール、母ラグタイムランブル=美浦・水野厩舎)。
古馬相手に先着するなど、ケイコの動きが目立つ一頭で、もちろん陣営の期待も大きい。池田助手も「牧場の評価が高い。スピードだけではなく、しぶとさがある。将来的には大きいところを狙えるんじゃないか」と力が入る。
<京都>初日(土)の芝2000m戦にクラシック級の逸材がデビューする。池江郎厩舎の評判馬フサイチフェイマス(牡、父ダンスインザダーク)だ。母は2000年のオークス馬シルクプリマドンナで、その素質に池江郎師もぞっこん。
「性格がすごく素直で、競走馬として必要な精神面を持っている。ケイコでも相手の動きに合わせて走る余裕がある。何とかクラシックに間に合わせたい期待馬だよ」
いまだに主役不在の3歳牡馬戦線で台風の目になるか。そんな可能性さえ感じさせる素質馬だけに、デビュー戦の走りに注目だ。
2日目(日)のダ1400m戦ではセントラルコースト(牡、父War Chant、母Taine=栗東・池江寿厩舎)が確勝級だ。
最終追いとなった30日には余力十分に坂路で800m53秒6をマーク。池江寿師もこの動きに満足げで、「ケイコをつけたペリエがベリーグッドと言ってくれた。掛かる気性なので短いところのダートを使うけど、芝も距離もこなせると思う」。ペリエとのコンビで初戦突破を狙う。