JBC始まって以来、初の2日間開催。そして、初めてマイルの距離で行われる。
マイルのGIは、南部杯やかしわ記念、そしてJRAのフェブラリーSがあるが、「今年しか、JBCはマイルで行われないと思うから」と当初から参戦を予定していた陣営も多く、メンバーはJBCクラシック以上にそろった。
なかでも、昨年のJBCスプリントの覇者で、南部杯を制したブルーコンコルドが一歩リードしている。
南部杯は「八分の状態」と服部師が話していたが、中団から鋭い脚を使って差し切り勝ちを収めた。昨年のJBCスプリントでは早めにスパートし、長く脚を使って突き放しており、マイルが最適距離といえる。
フサイチコンコルドの産駒は、中央で活躍したバランスオブゲームに代表されるように、息の長い活躍が見込める。ブルーも5歳で本格化し、一戦ごとに強さに磨きがかかっている。南部杯を叩いた上積みも大きく、GI、そしてJBC連覇へ挑む。
強敵はダート重賞3連勝中と、充実ぶりには目を見張らされるメイショウバトラー。父はダートのマイルが得意だっただけに、この舞台は願ってもない。
穴は、ホッカイドウ競馬のバンブーボカ。秋になると調子を上げるタイプ。道営記念連覇を捨て、マイルGIを狙ってきただけに不気味だ。