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エプソムC “道悪の”フレンチデピュティ産駒が大暴れ

 オーラス東京を飾る「第24回エプソムC」(GIII 芝1800m 10日)は、上がり馬エイシンデピュティが初めて重賞を手にした。道悪が味方し、底力勝負になったことが大きかった。勝ち時計は1分48秒3(稍重)。2、3着も道悪を得意とするフレンチデピュティ産駒が入り上位を独占した。
 フレンチデピュティ産駒のワン・ツー・スリー。クビ+ハナの大接戦を制したのは、5番人気のエイシンデピュティだった。2着ブライトトゥモロー、3着サイレントプライドが大外を回ったのに対し、デピュティは馬場の真ん中。コース取りが明暗を分けた。
 「直線で外を見たら、ゴチャついていたから、真ん中へ。あそこしかなかった」と殊勲の田中勝騎手。「内、外離れていたから、最後まで分からなかったよ。いざ追い出したらフワフワしていて、手応えほど反応が良くなかったが、ゴール前にきてようやく伸びてくれた。春の最後に重賞を勝って、ボク自身もいい形でローカルへいける」と、皐月賞ジョッキーの笑顔が弾けた。
 5歳の春を迎え、これで心斎橋S→豪州Tに続く3連勝で初重賞V。先週の安田記念にも登録があったが、確勝を期してこちらへ回ったのが、まんまと図に当たった形だ。
 野元師が中京に出張していたため、代理を務めた日吉助手は「しぶとかったね。馬場も味方してくれたけど、今、本当に馬が充実しているから」と胸を張った。
 「去年の秋、体が大きくなって放牧から戻ってきたのが良かったんでしょう。その増えた分が今、筋肉になって使えるようになっているから。まだまだこれからの馬。この後は未定ですが、多分、夏休みにして、秋の大きなところへ備えることになるでしょう。もうひと回り大きくなって帰ってきてくれれば、楽しみですね」
 飛躍の秋に向けて、ほしかった勲章も手に入れ、まさに前途は洋々としている。

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