4月からTBSの朝の顔として夏目三久が新番組『あさチャン!』のメイン司会に起用された。「半沢の堺雅人と夏目は同じ事務所。当然、半沢のバーターで夏目が入ったという背景があるんですから、半沢の続編が内定したとみても間違いではない」とテレビ局スタッフ。夏目の起用が決まった時期は業界内では夏ドラマまでのおよそのキャストしか決まっていなかった。「ならば」ということで10月という説がまかり通ったのだろう。
だが、やはり、そう上手くはいくことはなかったようだ。「TBSが『いまのところ白紙』と言ったように、TBSはいまのところ堺のキャスティングが出来ていない。というよりもむしろ、堺はすでに10月クールのドラマ用に他局でスケジュールを抑えられているそうなんですよ。まあ、バーターで決まるほど、簡単なものではないということですよ」とある芸能プロ関係者は言う。当たり前だが、他局で抑えられている以上、TBSのドラマに出ることはないのだ。「『半沢』の続編を決める主導権はTBSというよりも堺サイドが持っていると考えていい。タレントとして、続編をいつのタイミングにするのが一番効果的かというのを考慮しているんでしょう」と同関係者は言う。
いまのところ、10月にスケジュールを抑えている局というのは「フジテレビだろうと言われているが、他のタレントのスケジュールもまだ出ていないから、詳しいことは何もいえないところもある。さすがに3年連続『リーガル・ハイ』という事はないと思いますが…」とは同関係者。
少なくとも『半沢』の続編がまた先延ばしになったことだけは間違いない。