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【短期集中連載】問題続きのジャニーズ事務所 その2〜メリー喜多川副社長編

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 ジャニー喜多川社長の姉で、ジャニーズ事務所の「ゴッドマザー」と呼ばれるのがメリー喜多川副社長だ。

 「ジャニー社長はタレントのプロデュースを中心に手掛ける一方、メリー氏は実務全般を仕切っています。2人の“二人三脚”でジャニーズ事務所は成長してきました」(芸能プロ関係者)

 御年91歳のメリー氏だが、これまでは“鉄の掟”で所属タレントを統制し恐れられていた。

 「田原俊彦ら、事務所を辞めたタレントたちは徹底的に干され、なかなかテレビに出ることができなかった。そうなったのは、各テレビ局がメリー氏の逆鱗に触れ、ジャニーズとの関係が悪化するのを恐れていたから」(民放キー局のバラエティー番組担当者)

 メリー氏は裏方として顔出しすらしていなかったが、一躍その名が世に出たのは2015年1月に発売された「週刊文春」(文藝春秋)だった。

 取材に対し、自身の娘・藤島ジュリー景子副社長が事務所の次期社長であると明言した。当時、「ジュリー派」と対立する派閥を形成していた、SMAPの元チーフマネージャー・飯島三智氏を誌上で糾弾したのだが…。

 「結局、メリー氏が飯島氏を糾弾したのは、ジュリー氏よりも飯島氏の方が仕事ができたから。飯島氏は、コンサートチケットの申し込み方法の改善や、写真などのネット解禁を提案した。しかし、メリー氏はことごとく却下した。飯島氏はSMAPの解散騒動を受けてジャニーズを去ったが、元SMAPの3人を率いてSNSを駆使したビジネスで成功を収めた。ジャニーズ事務所も渋々ネットビジネスを解禁する方向になってしまった」(芸能記者)

 独自路線でビジネスを展開していたメリー氏だが、ここに来てせっかく築き上げたビジネスモデルが崩壊してしまった。

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