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妖怪アートへ忍者ドラゴンが潜入〜龍屋の妖怪展〜

 ディープな妖怪アート・イベントを開催しているとの噂を聞きつけ、愛知県尾張旭市にあるギャラリー龍屋へ足を運んでみた。(龍屋の妖怪展:日程/2010年8月18日〜8月29日)

 表玄関には白く大きなカエルのオブジェが飾られていて、シュールな香りを強烈に放っている。これは期待できそうだ。
 金髪がトレードマークのギャラリー龍屋のオーナー、よしだたつや氏によると、今回の妖怪展へ出展した作家のほとんどが普段、妖怪アートを制作していないタイプだという。

 まず1番人気の妖怪を聞いてみたところ、黒い毛でおおわれた「妖怪イヌジマ」がダントツとのことだ。いわゆる立体造形というジャンルに入るそうだが、黒い毛むくじゃらの人形で目元がパンダみたいといったほうがイメージが湧くかもしれない。
 妖怪イヌジマの目を作る材料には、岡山県の離島、犬島の砂が使われている。百年前の銅の精練所の産業遺跡から出た銅カラミという副産物を、アートへ転用していると、オーナーよしだ氏が教えてくれた。材料の布地が生産中止された影響で、第1世代の妖怪イヌジマ品種が絶滅危機にあるとも教えてくれた。
 他に目立ったのが、明るいトロピカルジュースのような色使いが目を引く妖怪、快くんだ。黄色の1つ目で、全身は水色でインパクトがある。妖怪キャンが渡す飴を食べて、妖怪になった少年…そんな悲しい設定を聞かされたら気になってしまう。
 アート作家の中には、あまり作品について説明をしないタイプもいるので、そういった作品については、各々の感性で受け止めるしかない。作品の背景を知りたいタイプには物足りない部分もあるが、その物足りなさを楽しむことがアートともいえる。
 鬼哭と題名がつけられた妖怪の絵は、妖怪と人間の狭間で悩んでいるように見えると勝手に解釈した。作家はどのような気持ちで描いたのか聞いてみたい。
 ギャラリー中央には、多くの妖怪アート陶器があり、シュール度数は非常に高い。湯のみやお皿の中に、蛇やカエル、龍を配置するデザイン発想が面白く、思わずクスっとなる。無事にカエル、お金がカエル…御利益妖怪もまた良し。

 龍屋の妖怪展には派手さは無いが深く鋭く心をえぐる。じっくり目を凝らさないと本質が見えてこない作品が多かった。その感覚を楽しめるかどうかは、観る人次第…。
※ギャラリー龍屋 http://www.t2y.info/

※文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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