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「“怖い”という見方は間違っている」薬物使用者擁護? 『ミヤネ屋』、三輪弁護士の発言が物議

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ピエール瀧

 4日放送のワイドショー番組『ミヤネ屋』(日本テレビ系)でのある一幕が物議を醸している。

 この日は麻薬取締法違反容疑で逮捕、起訴されたテクノユニット・電気グルーヴのメンバーで俳優のピエール瀧被告が保釈されるということで、番組では薬物依存に関する話題が取り上げられた。コカインの特徴が紹介され、ピエール被告の今後の復帰の可能性についても言及されていた。

 その中で、薬物依存の危険性についてのトークが進んでいると、コメンテーターとして出演していた三輪記子弁護士が「薬物は怖いかも知れないけど、薬物を使った人が怖いっていう風に見るのは間違っていると思うんですよ」と発言。さらに、「薬物を一度でも使ってしまった人を社会から排除していったら、綺麗じゃないと生きられない世界なんですごい息苦しいですよ」と、薬物依存への恐怖と、薬物を使用した人間を区別しなければならないと述べていた。

 三輪弁護士のこの意見について、同じくコメンテーターとして出演していた読売テレビの春川正明解説委員長やMCの宮根誠司が「薬物依存が虐殺事件につながる可能性もある」「薬物の延長線上に犯罪があったのは事実」と指摘していたが、三輪弁護士はさらに「薬物の先に他者被害をしてしまった人はちゃんと処罰をするべきだけど、薬物のみの人は別に考えてもいい」と持論を展開。それに対し、春川氏が「犯罪に手を染めてしまった人のセカンドチャンスって、別に薬物に限らないわけですよ。犯罪をしてしまっても、罪を償って社会に出てきたらその人たちはちゃんと生活できるようにするっていうのが社会なので」と反論する一幕もあった。

 三輪弁護士のこの「『薬物使用』と『薬物使用者への偏見』は別問題」という考えについては、ネットから「確かに薬物やった全ての人の全人生を否定するのは違う」という賛同の声はあったものの、「薬物使用者を擁護しているようにしか思えない。ルールを破ったら罰せられるのは当たり前」「薬物やってる人が怖いのは仕方ないでしょ、それだけのことをやったんだから」「薬物使用ってそもそも犯罪なんだから、いったん排除されるのは当たり前。更生は罪を償ってからだから」という批判の声が続出してしまった。

 各方面に影響を及ぼしているピエール瀧被告の事件。4日に保釈されたが、今後の展開にも注目が集まる。

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