今回、番組が放送時間の全てを使ったのが、「新元号を当てるまで脱出できない生活」というもの。「令和」が発表される前に、ドッキリ形式に連れ出された若手芸人のななまがり(初瀬悠太、森下直人)が、新元号を当てるまで部屋から出ることができない……という企画に取り組んだ。
「一度、同番組で拉致まがいのことをして警察が出動する事態となったケースを踏まえて、彼らの所属事務所の社内で、襲うことなく、丁寧に2人を連れ出していました。これには視聴者も大笑いしていたようです」(エンタメライター)
もちろんすぐに当てられるわけもなく、見当違いの答えを出す2人。特に森下は「歯姫」や「笑国」など奇特な答えを連発し、スタジオでVTRを観ていた出演者からも総ツッコミを受けた。また、番組からヒントを貰えることになったのだが、それはただのランプ。画数やどちらか一文字が合っていれば点灯するという仕組みで、2人がその法則を見つけるまでかなりの時間を割いた。
ようやくヒントの法則性を見つけ、98時間40分で正解。ネットでは、2人がイライラするそぶりを見せず、協力して脱出しようと試みる様子に“ケンカがないコンビは観ていてストレスがない”とコメント。また、“人選といい、ゲーム性といい、素晴らしい回”、“謎解き要素があって興奮した”などという声もあった。
「番組の狙いなのかは分かりませんが、視聴者が応援したくなる形に収まったのが良かったのでは。ななまがりの2人が愚痴も言わずに真剣に取り組む姿は好感が持てましたし、しっかり笑いの要素も入っていたので、安心して観ることができました」(同上)
芸人を過酷な状況に追い込む番組らしさはあったものの、今回の企画では否定的な声がほぼなかった。むしろ、視聴者も参加しているような感覚に陥る内容で、絶賛のコメントが相次ぐ結果に。しばらくTwitterでも「#水曜日のダウンタウン」がトレンド入り。視聴者のハートを掴む企画になったことは間違いなさそうだ。