「ここ数年、民放各局の平均視聴率の合格点は13.0%と言われているが、それに照らし合わせると基準を満たしているのはフジの月9ドラマ『ラッキーセブン』、同局の竹内結子主演の『ストロベリーナイト』と向井理主演の『ハングリー』の3本でフジの独り勝ち状態」(テレビ関係者)
フジは小泉今日子主演の「最後から二番目の恋」が平均12%台、もともと視聴率の取れない日曜午後9時枠の「早海さんと呼ばれる日」は10%台とまずまず検討している。
それに対する他局だが日テレは永作博美主演の「ダーティ・ママ!」が11%台後半、と鈴木京香が母親役の「理想の息子」が12%台後半だが伸び悩みか?
「永作は子連れで捜査する敏腕刑事、鈴木は息子を溺愛する母親だが、どちらもかなり現実離れしていて、『ダーティ・ママ!』はすでに2回シングル(=視聴率1ケタ)に落ち込んでいる。永作と鈴木の周囲を固める共演者もインパクトが物足りない」(テレビ誌記者)
テレビ朝日は医療ドラマ「聖なる怪物たち」が平均視聴率1ケタで大コケ。
「主演の岡田将生はまだまだ連ドラで主役を張れる器でなかったことが証明されてしまった。放送されている木曜午後9時はもともとそこまで数字が上がらなかったが、今回は大幅に数字を下げてしまった」(同)
TBSは宮部みゆきさんの原作をドラマ化した「ステップファザー・ステップ」、山Pこと山下智久主演の「最高の人生の終わり方」、仲間由紀恵主演の「恋愛ニート」、山崎豊子さんの原作をドラマ化した「運命の人」がそろってコケた。
「『ステップファザー・ステップ』は回を重ねるごとに数字を落とし、『最高の人生の終わり方』はトーンが暗すぎて、仲間のドラマはリアリティゼロ。『運命の人』は原作に描かれた当事者たちが怒りをあらわにするなど踏んだり蹴ったり」(芸能記者)
各局とも4月ドラマで今回の反省点を生かしてほしいものだ。