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『真夏のシンデレラ』、トトロのあのシーンにソックリ? 不器用な毒舌男子の花束に視聴者悶絶

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萩原利久

 7日、月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)の第5話が放送され、平均世帯視聴率が5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったと各社が報じている。先週放送の第4話から0.2ポイントのダウンとなった。

 同作は、夏の海を舞台に、今夏一番ドキドキ・ワクワクする恋模様を詰め込んだ、オリジナル脚本による男女8人の恋愛群像劇。通常なら交わるはずのない、住む世界の異なる男女が真夏の海で運命的に出会い、複雑に交錯した感情や本音をぶつけ合いながら成長していく、というストーリーだ。

 ※以下、ネタバレ含む。

 5話では、ヒロインの蒼井夏海(森七菜)がサップの展示会に参加するため東京に。東京で働く水島健人(間宮祥太朗)がそれを知り、ハプニングがありながらも2人は東京で無事会うことができ――という展開に。今回は終盤の、夏海の弟・海斗(大西利空)の彼女が妊娠したことが発覚、彼女の両親の怒りは収まらず、夏海と父は土下座で謝罪する、というシーンが、その後の展開も含め話題となった。

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 一方、夏海の友人・滝川愛梨(吉川愛)の恋模様にも動きが。美容師アシスタントの愛梨はスタイリストへ昇格するテスト中に失敗、落ち込んだ様子で海辺に座っていると、そこに健人の友人・佐々木修(萩原利久)が。前話、修はいつものデリカシーのない発言で愛梨らを怒らせ、フォローしようとした友人の山内守(白濱亜嵐)に暴言まではいていた。

 ネットで話題となったのはこのシーン。不器用ながらも愛梨に謝ろうと海にやってきた修、その手にはマーガレットの花束が。仁王立ちの状態から愛梨を「おい!」と呼び近づき、花束を「ん!」とぶっきらぼうに差し出す修。「花?」と聞く愛梨に「マーガレット」と答え、また、「ん!」「…ん!」と花束を押し付けていた。

 修は試験前の愛梨を励ますために、“合格祈願の花”としてマーガレットを渡し、仲直りがしたかったようだ。しかし、試験中失敗があった愛梨は「絶対ダメかも…」と落ち込んだ様子。すると、修は「試験に落ちても人は死なない。また次頑張ればいいだろ」と独特の励ましの言葉をかける。そして、おどおどした様子で頭を下げ「悪かった」と、人生初という謝罪をしていた。

 この不器用な修と愛梨のやり取りを、建物の陰から見つめる恋敵の守の姿が。その手にはまさかの修と同じマーガレットの花束、そして情熱的なBGMが…というシーンに、ネットは大反響で「一緒の花かよ(笑)気合いすぎやろw」「いや、白のマーガレット被ることある??」「いやいや、こっちも花持ってたーー! まさかの被ったーーー」「え、、、同じ??ホラー?????」「BGMしぬW」「おい!!! この展開は面白過ぎるだろ!!!」とツッコミが殺到していた。マーガレットの花言葉には「心に秘めた愛」という意味もある。合格祈願ではなく、2人ともこれを意図したのかもしれない。

 更に、「修の花束の渡し方 何か……見たことある……ほぼ カンタで草」「今日の花束渡すシーンは流石にただのカンタだったから修くんはジブリの世界観で生きてる多分」「その渡し方おまえカンタかよ、って思ったの私だけじゃないようで安心した」など、修の花束の渡し方に既視感を覚える視聴者も。ジブリ映画『となりのトトロ』で、照れ屋なクラスメイトのカンタがサツキに傘を差し出す不器用な仕草とソックリだ、という指摘が相次いでいた。

 メインストーリーではない部分での楽しみ方が流行していると見られる同作。「なんのために弟秋香の妊娠したかもパートが必要だったの?」という疑問も湧いているが、今後これらはストーリーの伏線となってくるのだろうか。

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