※以下、ネタバレ含む。
同作は、主人公の乃木憂助(堺雅人)が多額の誤送金の犯人だと疑われ、130億円を取り戻すべくバルカ共和国へ。同国内を公安の刑事・野崎守(阿部寛)、医師の柚木薫(二階堂ふみ)と共に逃げ、3話では“死の砂漠”を突破し無事日本へ帰国。システムを改ざんして誤送金を仕組んだのは2年前乃木の会社に入社した太田梨歩(飯沼愛)だと突き止め、追い詰める中で驚きの事実が次々に発覚した。
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太田の正体は凄腕ハッカーの「ブルーウォーカー」、更に、テロ組織“テント”のモニターである乃木の同僚・山本(迫田孝也)に指示されていたことも判明。そして、まさかの乃木が、国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊“別班”という事実も明かされ、同じく別班の黒須(松坂桃李)とともに山本を排除する――とう衝撃の展開が描かれた。
乃木の正体が明らかになり、1話から観返す視聴者や、やっと登場した松坂に喜ぶ声、他の主要キャラクターへの疑いの目など、大きな反響があった4話。誰が味方で何と戦っているのか、予測ができなくなった展開の中、同作唯一の“癒し”の存在に注目が集まっている。
1話から登場していた、野崎の相棒・ドラム(富栄ドラム)。日本語は理解できるが話せないという設定で、自身は話さずスマホ端末からAI音声で話しており、その声を声優の林原めぐみが担当。大きな体に可愛い笑顔、聞こえてくるのは女性の声、というキャラクターと、相棒としての有能さが受け、ドラマ視聴者から人気を博している。
4話では、来日したドラムが乃木、野崎との食事の場で餅をびよーんと伸ばして食べる様子に「かわいい」という声が集まっていた。ただ、その後の衝撃の展開を受け、「ドラムが悪者だったら、泣く」「ドラムが闇落ちしたらかなり凹みそう」「ほんとドラムだけは疑いたくない…最後までこのドラマの癒しでいて…」「ドラムがにっこり笑ってあのアプリから『野崎さんはお人好しだね。騙すのは簡単だったよ』『全部知ってて近づいたよ。』とか言ってきたらどうしよう」「ドラムは(視聴者の)味方であってほしい…」と、心配の声がSNSに相次いでいる。
更に、「野崎さんが部屋を紹介したときに、ジャミーンの世話があるとは言え難色を示したり、ちょっと怪しく見えちゃうんだよなぁ…。」「やたら阿部寛がドラムをパァンと叩くのは愛か? 何か意味ある?」「バルカで野崎たち(日本人)以外と接するシーンが少ないといってもまだ一言も言葉を発してない ジャミーンのようにドラムも声を出せない理由がある?」「薫はテント側の人間、ジャミーンのお手伝いをドラムにさせて野崎さんから離す作戦かな。」「乃木はドラムをジャミーンのお世話係に任命して野崎と離す。相棒のドラムがいると別班の実行に邪魔。」などと、ドラムを巡る指摘や考察も盛り上がっていた。
テロ組織“テント”、公安、そして別班。三つ巴の戦いとなるのか、あるいは敵ではないのか――今後のストーリーに注目が集まる。