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『VIVANT』緊迫の3話、ラクダの演技話題に「泣いてしまった」別れのシーンに反響

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堺雅人

 7月30日、日曜劇場『VIVANT』(TBS系)第3話が放送され、平均視聴率は世帯13.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)で、23日放送の第2話より1.9ポイントアップしたと各メディアが報じた。

 同ドラマは、放送前には主な出演者以外一切の情報が伏せられており、豪華なキャスト陣も併せて話題となっていた注目作。視聴率は右肩上がりとなっている。

※以下、ネタバレ含む。

 同作は、主人公の乃木憂助(堺雅人)が多額の誤送金の犯人だと疑われ、130億円を取り戻すべくバルカ共和国へ。同国内を公安の刑事・野崎守(阿部寛)、医師の柚木薫(二階堂ふみ)と共に逃げ、日本帰国をめざす展開が続いていた。3話では“死の砂漠”を突破しモンゴルから日本へ帰国。そして、システムを改ざんして誤送金を仕組んだ人物が遂に発覚――というストーリーが描かれた。

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 終盤、乃木が務める丸菱商事内での、スパイ映画さながらの潜入シーンが話題となったが、モンゴルで撮影されたという“死の砂漠”シーンでは名脇役に注目が集まっていた。

 2話のラストで、砂漠を進むために乗っていたラクダの上から姿が消えていた薫。野崎の制止をきかず薫を探しに戻り、無事発見した乃木だったが、そこまで乗ってきたラクダが突然止まり、座り込んでしまう。水を飲ませても起き上がらないラクダに「ごめんな、こんな辛いことさせて」と声をかけ、その場へ置いていくことに。その後、薫を乗せていたラクダもダウン。乃木は薫を負ぶって運び、もう限界を迎えた…というタイミングで野崎が助けに来る展開となった。

 野崎に「心配するな。ラクダは水がなくても砂漠で2週間は生きられる」と言われ安心した乃木、しばらくすると野崎の仲間・ドラムが置いてきた2匹のラクダを連れて戻ってきた。その後、無事バルカ共和国を脱出することとなったが、乃木と薫が気になるのは命を救ってくれたラクダたち。この様子に野崎が、モンゴルのウランバートルにドラムが連れていくことを伝えた。「あなたたちとはここでお別れだけど、このご恩は一生忘れない」「ありがとう、元気で」と、ラクダの顔に頬を寄せて語り掛ける乃木と薫の姿が描かれた。

 この様子にSNSには、「ラクダと別れる時のサンキューは、演技というか本気のサンキューの表情に感じたよ」「ラクダって有能で性格よくて可愛いって奇跡だな」「ラクダとドラムがとてもとても愛しい」「ラクダとお別れする時うっかり泣いてしまった」と感動の声が。また、疲れてへたり込む様子や嬉しそうにも見える表情を見せたラクダに「ラクダさん達の芝居がうま過ぎて泣いたわよ」「ラクダの演技がすごいのと砂漠の場面がすごい」と、その演技力も絶賛。

 バルカ共和国脱出で、ラクダとの別れもフィーチャーして描かれた点にも「乗り物の生き物(ラクダちゃん)を労ってくれたので、VIVANTは神ドラマ」「心配だったけど、ちゃんと送り届けられることが分かってほっとしました。動物を大切にしてるの、このドラマが好きな理由のひとつ」「制作陣がラクダをとても気遣っているのがよくわかる」と、感心する声が寄せられていた。

 舞台が日本へと移り、ドラマの雰囲気が一変した同作。今後の展開に注目が集まる。

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