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DeNA、“勝負のカギを握る男"牧が導く頂への道「本当に一戦一戦、戦っていけたら」

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牧秀悟

 交流戦でチーム史上初の優勝を決めた三浦ベイスターズ。3戦3勝と圧巻のピッチングを披露したトレバー・バウアーとともに、全試合4番で出場し、交流戦打率3位の.380、打点13、OPS1.014と見事な成績を収めた牧秀悟の存在は非常に大きかった。

 中でも優勝に向けて最大の壁となっていた18日のマリーンズ戦、“令和の怪物"佐々木朗希から3安打2打点と大活躍。「チーム全体で、負けたら優勝はないという試合で勝てた」と自らのバットで勝利に導いたゲームは、実は全国から厳選された17人の牧のそっくりさんを集めたイベントデーでもあった。WBCで一緒に戦った佐々木からも「本当に本物ですか?」といじられたことからも分かるように、否が応でも注目が集まる試合で結果を残すところはまさにスターといったところだ。

 23日から再開されたリーグ戦の最初のカードでは首位の阪神と激突。牧が「大事な3連戦。勝つか負けるかで今後の状況が変わってくる」と位置づけたゲームでは、初戦に決勝の先制タイムリーヒット。2戦目は息詰まる投手戦のなかタイムリーツーベースヒットで貴重な中押し点をマークし、3連戦最後の試合でも序盤に3点目の犠牲フライを記録するなど全3試合で打点を挙げ、タイガース相手にスイープを成功させる原動力となった。

 逆に27日に行われた敵地・広島でのカープ戦では5打席中4回、ランナーのいる場面で登場したが、残念ながらノーヒットで打線のブレーキ役に。28日のゲームでは4回に12号ソロホームランを放ったものの、初回のワンアウト二、三塁のチャンスで空振り三振を喫すなど、ホームラン以外の打席はすべて三振の結果に終わってしまった。

 初戦はカープを上回る10安打、2戦目はカープと同じ8安打とヒットを放ちながらも、チームも悔しい連敗となってしまった。4番であり当然だが、牧の出来が勝利に直結することが明らかになった連戦だった。

 「本当に一戦一戦、戦っていけたら」とリーグ戦に向けて決意していた牧秀悟。4番のバットがベイスターズの命運を握っていると言っても過言ではないだろう。
 
写真・取材・文 /  萩原孝弘

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