価値観って、生きてきた時代によって変わりますよね。嫁姑問題はそういうところに現れやすいんだなと今、実感しています。
私と夫が結婚したのは、私が29歳の時でした。夫とは同い年で、社内恋愛から結婚に至りました。お姑さんは、品があり大人しそうな印象の方で、結婚してしばらくは特に問題もなく、良い関係を築けていたと思います。
>>「厳しくしすぎるから…」夫の不倫を嫁のせいにする姑~令和の嫁姑事情~<<
お姑さんとの対立が始まったのは昨年くらいから。私は結婚してからも仕事をバリバリしたい派で、実際今も仕事が楽しくて仕方がありません。ただ、お姑さんは結婚してすぐ専業主婦になって、ほぼ1人で子ども4人を育てたという経験から、私にも専業主婦になれって言ってくるんです。
最初はちょっとした質問からでした。夫の実家に新年のご挨拶に行った時、「そろそろ仕事を辞める時期じゃない?」と言われたんです。私たちは夫婦で話し合って、子どもができたら嬉しいけれど、もしできなかったら2人で楽しく生きていこうと話しているんです。ですが、お姑さんにはそういう家庭は信じられないらしくて…。
この言葉を聞いた時には「あぁ、これがよく聞く“早く孫を作れ”ってやつか」と思ったんです。でも、話をしているとそういうことでもないようなんです。お姑さんも子どもは授かりものだから、できないことも仕方がないと受け入れてくれていて、それなのに専業主婦を勧めてくるんです。
よくよく話を聞いてみると、子どものいる・いないに関わらず、女性がいつまでも仕事をしているのがみっともないと思っているようなんですよね。この感覚が私には全くわからなくて。むしろ子どもがいないのに、仕事を辞めて夫の給料だけで暮らしている女性の方が「働けば良いのに」って言われそうじゃないですか?
夫に話してみると、「うちの母親は、独特の感性してるからな。無視してて良いよ」と言われ…。実際に今は何か言われても適当に流して無視しているんですが、なんだかモヤモヤがなくならなんですよね。この気持ち、誰かにわかって欲しいです。