警察によると、女は5月30日午後0時25分頃、神戸市バスが目的地に停車し、他の乗客に続いて降車しようとしたところ、扉が閉められたことに立腹。42歳男性運転手に対し、持っていた傘の先端で叩いた。さらに降車後も暴行を繰り返し、運転手が取り押さえ、交番に連れて行く。容疑を確認した警察が公務執行妨害で現行犯逮捕した。
警察の取り調べに対し、女は容疑を認めているとのこと。神戸市交通局によると、当該バスは運行を取りやめ、乗客が後続のバスに乗り換える影響が出たとのことだ。運転手に怪我はなかった。現状、降車時になぜ扉を閉めたのかなどはわかっていない。
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この事件に、ネット上では「かなり遅く降りようとしたのではないか。定刻が遅れているにもかかわらず、降りるか降りないのかわからないのなら、閉められても仕方ない」「降りますと言ってドアを開けさせればいいだけ」「降りようとしたのに閉められたことに正義の怒りをぶつけたつもりかもしれないが、単なる迷惑な人間だよ」と憤りの声が上がる。
また、「傘の先端で叩くというのがかなり悪質。下手をすると失明をする可能性もあった」「被害を受けた運転手が無事で済んで良かった」「傘で突くのはあり得ない」などの指摘も。一方で、「態度が悪い運転手も残念ながらいる。暴行は良くないが、バス運転手の行動もチェックした方がいいのでは」などの指摘も出ていた。
どのような理由があろうと、傘の先で人を暴行するのは不適切だ。