番組では謎マナーの話となり、元フジテレビの大島由香里アナウンサーが初対面や知らない人にも「お世話になっております」を使うことに疑問を示した。
これに対し、マツコ・デラックスは世の中では見えないところで人と人が支え合っているので、「全員『お世話になりました』でいいのよ」と話し、そうした部分を気にしたり、考えすぎる必要はないのではないかと話した。続けて、「だって考えすぎた極致が、このつまらないテレビじゃない」とテレビ業界の現状をバッサリと切り捨てた。さらに、「この番組(『5時に夢中』)から暴言取ったらカッスカスになったんだから」と番組がつまらなくなった原因も暴露した。
>>マツコ「一番不幸になれ」子どもの迷惑行為巡り“クソみたいな子育て”する女に毒舌炸裂<<
マツコはこの変化は周囲からの影響や要請というより、番組制作側にあると指摘。「自業自得なところもあるよ。ちゃんとした番組をめざしちゃったわけじゃん。何か『ノンストップ!』(フジテレビ系)みたいな。そういうことを考えたわけよ」と話した。
また、マツコは「世の中の風潮にならえて、バカが何も考えずにやった結果がこれですよ。全メディアがそうだよね。やり方ってあったはずなのよ。ウチは治外法権ですよと意思表示する方法って。それをどこもしなくてさ。みんな右にならえで中庸しか残らなくなったっていう惨状ですよ」とテレビ業界の現状を批判した。マツコは「5時夢」が「治外法権」として生き残る道もあったのではないかと憂いていた。
マツコは過去の番組を振り返り、「下ネタとか今じゃ言えないようなこととか言ってたじゃん。あれをどうにか守る方法ってあった気がするんだよね」とも話していた。
これには、ネット上で「こういうマツコの忌憚のないメディア論って、ほんとうに鋭い」「世間に流されて、自分たちが模索する努力をしなかった結果が今のテレビ」といった声が聞かれた。