「ある日、ショッピングモールで買い物をしていたら、男性に声を掛けられました。どこか見覚えのある顔…。男性に、“昔、飲み会で…”と言われ思い出しました。もう8年も前の飲み会で知り合った人でした。なぜ憶えていたかというと、しつこく連絡先を聞かれたからです。私はそこで、本当の電話番号の1字違いの、嘘の番号を教えたのです。
そんな人がよく私に声を掛けてきたなと、若干引きました。でも、その人が“ずっとお礼を言いたかった”と言うのです。訳が分かりませんでした」
>>とんでもない浮気のヤリ口~女がドン引く瞬間~<<
彼女は嘘をついたのであり、怒られることはあっても、感謝される言われはない。すると男性が、真相を話し始めた…。
「その人は、私の教えた嘘の番号に掛けたそう。ただ、私に繋がるはずがありません。何度も掛けても、いつも違う女性が出ました。そのうち女性が、“大丈夫ですか?”と気の毒そうに言ってきたそうです。
そこから会話をしているうちに、親近感が湧いてきて、なぜか今度お茶をしましょうという話になったそうです。そこから交際に発展。そしてなんと、その女性と結婚したと!
そこで、その男性の元に女性が近付いてきました。“妻です”と紹介され、2人にお礼を言われました。とても複雑な気持ちになりました」
知らない間にキューピッドの役割を果たしていた彼女。電話は繋がらなかったが、愛を繋げたようだ。
写真・Glenn Lascuña