ブラジル・ゴイアス州で、現在34歳の男が当時49歳の上司を殺害。発端は約2年前に上司のいたずらで精液入りのジュースを飲んだことで、約2年後に事実を知り殺害を決意したことが明らかになった。海外ニュースサイト『ReporterMT』と『The Daily Star』などが5月14日までに報じた。
報道によると今から約2年前、男は上司からグラスに入ったサトウキビジュースをもらい、飲んだという。男は特に何も考えずに飲んだが、中には上司の精液が入っていた。上司がグラスの中に射精し、それを男に渡す様子を何人かの従業員が目撃していた。複数の証言などによると、当時上司はいたずらのつもりでジュースを男に渡したという。
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事件から約2年後、男はすでに当時の職場を退職していたが、元同僚から当時飲んだジュースに上司の精液が混ぜられていたと聞いた。男は激怒し5月2日、当時の職場に出向いて上司を待ち伏せしたそうだ。
上司が現れると2人は口論に。男は持っていたナイフ2本で上司を複数回刺した。上司はすぐに病院に運ばれたが、病院で死亡が確認された。男は上司を殺害後、すぐに現場から逃げ出し近くの空き地の藪の中に身を隠した。しかし数分後に近くで警察が自分を探していることに気づき、藪から身を現して自首したという。
なお『The Daily Star』によると、時期は不明なものの事件当時、男は過去に犯した強盗の罪で有罪判決を受け自宅軟禁中だったそうだ。足首には居場所を当局に知らせるためのブレスレットが着けられていた。
このニュースが世界に広がると、海外のネットユーザーからは「怒りは分かるがいくらなんでも人を殺すなんて度を越えているし間違い」「2年もたっているのに復讐をしようとしたことが怖い」「人を殺した男が一番悪い。ただ従業員に精液を飲ませるいたずらはどうかと思う」「いたずらだというけれど、感染の危険もあるし精液を飲ませてはいけなかった」「他にもいじめのような行為をされていたのかも」「男はモラハラで訴える方が賢かった」といった声が上がっていた。
いたずらが行きすぎていることは否めないが、いずれにせよ人を殺すことは何があっても許されることではない。
記事内の引用について
「Homem mata ex-patrão a facadas após beber sêmen da vítima “sem saber”」(ReporterMT)より
https://www.reportermt.com/policia/homem-mata-ex-patrao-a-facadas-apos-beber-semen-da-vitima-sem-saber/190113
「Ex-employee 'murders boss who gave him drink laced with semen as sick joke'」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/ex-employee-murders-boss-who-29974944