第3話は、仕事は完璧だがズボラ女子の速見穂香(波瑠)と、“最強の家事力”を持つ後輩の山本知博(高杉真宙)は、一緒に暮らすことを決め、新居へ引っ越す。嫁入りシミュレーションの結果、山本が“お嫁くん”として頑張れば頑張るほど、何もしていないことに居心地の悪さを感じるようになっていた速見は、お金を出すことで自分が大黒柱になればいい、と考え――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
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速見に想いを寄せ、家事で身の回りを支えることで距離を縮めるチャンスを作ろうとしている山本。一方、速見は山本がなぜ自分に献身的になってくれているのかは全く考えず、もちろん山本の想いにも気づいていない状態。
第2話終盤では、2人が引っ越し直後、速見の個室の前でダンボールが崩れてしまい、密室状態に。「大丈夫。山本くんは大事な嫁だから、たとえ同じベッドに寝ようとも、指一本触れないから安心して!」と断言。
これを聞いた山本は「俺は朝まで嫁でいられるか分かりません」と速見を押し倒したものの、「それは……どういう?」と困惑するだけ。
第3話では、山本に好きな人がいると聞いた速見が、その好きな人と両想いになった時に、このルームシェアをどうするかという相談を持ち掛けた際に、山本は「もし奇跡が起きて、俺とその人が両想いになったら、その時は普通に嫁なんてやってる場合じゃないですね」と言って手を繋いでも、速見は「?」の表情だった。
この鈍感っぷりに、ネット上からは「今まで恋愛したことない人でもこんなことない」「さすがに現実離れしすぎ、こんな鈍い人いない」「友だちでもない男女なのに恋愛の発想にならない理由が分からない」「鈍感と言うか、今時こんな人いる?」というツッコミが集まっていた。
「山本はかなり好意を匂わせているにも関わらず、速見はその言動と恋愛を全く結びつけずに、全スルー。ここから少しずつ速見は山本を気になり出していくものと思われますが、現実にはあまりいないほどの鈍感っぷりに、困惑の声が集まってしまいました」(ドラマライター)
やりすぎ鈍感さは、もどかしさよりもツッコミを集めてしまうようだ。