同局によると消防士長は2022年、総務部のファイルサーバーにアクセスし、受験予定だった昇任試験のデータを不正に入手した。消防士長は全ての部署のサーバーにアクセスする権限を持っていたという。
不正に入手した昇任試験の問題にはパスワードがかかっており、中身を見ることはできなかったとのこと。試験を受けた消防士長は結局、不合格になった。その後、管理者権限を持つ別の職員が不正アクセスに気が付き、事態が発覚した。
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名古屋市は消防士長を停職1か月の懲戒処分に。同市によると「ただただ反省させていただくしかできない」と話しているという。
この事件に、ネット上では「普通に犯罪なのに、罪の意識が低すぎるのではないか」「行動が卑怯すぎる。しかも不合格になっているし。そんなことをする前にしっかり勉強をしておけばよかった」「結局落ちているのが笑える。そんな邪道なことをするから」などの声が上がる。
また、「なぜ名古屋市消防局はこの人物を今後も働かすのか。ちょっと意味がわからない」「犯罪行為なのに、わずか1か月の停職で済ますなんて。びっくりする」「当事者はもちろんだけど、消防局も重大事件と認識していないように思う。不正に入手して売ろうとした可能性も否定出来ないだろ」などの指摘も出ていた。
明らかに不正を働いていた消防士長。今後も、勤務していくつもりなのだろうか。