篠田は2019年2月、3歳年下の実業家の男性と“交際0日”で結婚。翌20年4月、長女を出産し、約2カ月の産休を経て芸能活動を再開させた。2021年5月、子どもを持つ母親の投票で選ばれる「ベストマザー賞」を受賞。同賞の「子育て応援・ママ応援大使」にも起用され“ママタレ”の座を射止めたが、今回の騒動で今後の活動に大きな影響をもたらしそうだ。
かつてはAKB48(以下、AKB)の主要メンバーとして、絶大な人気を誇った篠田。AKBでは、最年長の1期生としてお姉さんキャラで知られ、“マリコ様”と称された。一方で、現役時代の“神セブン”は不仲でも知られるところだ。
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2013年7月、AKB卒業を目前に控えた篠田は『火曜曲!』(TBS系)に同メンバーとして最後の出演を果たし、同期の番組MCで元メンバー・高橋みなみらとの対立と確執を告白。篠田は、2012年11月にチームAのキャプテンに就任した自身と、前キャプテンでグループの総監督でもある高橋が若手メンバーへの育成方針の違いから対立したことも打ち明けたのだ。篠田によると、若手に対して遠回しに伝える高橋と、直接『ここはダメ』と伝える篠田との意見が合わず、両者は初めてケンカに発展したという。
これに高橋は、「7~8年一緒にいたことが、終わっちゃうかもとドキドキした」と当時の心境を語り、「麻里子様が話そうって言ってくれて。話して2人で泣きました」と回顧。両者は、お互いの意見をぶつけ合って和解に至ったと明かした。
2015年12月、高橋はニュースサイト『ORICON NEWS』の取材に応じ、篠田との衝突を振り返った。高橋は、「2人ともチームを良くしたいという意味では一緒だったけど、やり方が真逆だった」と吐露。続けて「強く言って伸ばすか、ほめて伸ばすか。今の若いメンバーは、強く言いすぎると本当に潰れちゃう。そこを這い上がってこないとダメだろうという麻里子様の強い気持ちもすごくわかる」と同調した。一方で、「昔の私たちはそうで、怒られて怒られて、這い上がってきた世代でしたけど、今の子は叩かれ弱いから、その部分で(篠田と意見が)食い違ったことはありました」と“時代格差”が根本的な原因だったと説明した。
「篠田は2012年開催の『AKB48 27thシングル選抜総選挙』のスピーチで、後輩に『潰すつもりで来てください』と“挑発”し、話題に。後輩からはある意味、一目を置かれる存在だったといい、篠田のわがままぶりは業界内でも有名だったとか。2016年1月の雑誌『MORE』(集英社)の特集記事で篠田は、『“AKBの麻里子様”はいわゆる天狗だったの?』との問いに『でしょうね。やっぱり売れちゃったから』と得意げに答え、当時は『何でも誰でも思い通りに動くと思っていた』と、“天狗エピソード”を明かしたほど。高橋との衝突は、有頂天だったが故だったのかもしれません」(芸能ライター)
2019年11月、高橋がラジオ『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(ニッポン放送)に出演し、同年10月に開かれた篠田の結婚披露宴について語った。篠田の披露宴には多くのAKB初期メンバーが集結し、メディアでも大きく取り上げられた。高橋は、自身のインスタグラムに披露宴の模様を投稿し、篠田の幸せを祝福した。
私生活では「何でも誰でも思い通りに動く」ことが困難だった篠田。冒頭の離婚発表は、元夫の意味深な言葉が様々な憶測を呼んでいるが、何はともあれ、法廷での泥試合を回避できたことは子どもにとって最善だったといえるだろう。