問題となっているのは、春日が「ロケの限界に挑む」という企画の最終回。番組では、那須どうぶつ王国を訪れた春日とスタジオを中継で結び、春日がペンギンの群れを庭に誘導したり、エサやりをしたり、オットセイパフォーマンスをしたりした。
春日はペンギンの小屋から、エサの魚が入ったバケツを持って池に誘導。その後、池でエサを与えることになったが、スタジオにいるMCの加藤浩次は「落ちるなよ!」「池に落ちるなよ!」「足元気をつけろ」と連呼。これを“振り”と察した春日は、わざとらしく足を滑らせ、池に落下した。
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この映像に、加藤は嬉しそうに「『気をつけろ』って言ったろ!」とツッコんでいたが、春日のすぐ近くにはペンギンが泳いでおり、接触寸前だった。
その後、池から上がった春日が再びエサやりをしていると、加藤が再び「後ろに落ちるなよ!」「後ろ危ないぞ!」と連呼。春日は少しずつ後退し、一瞬振り返ってペンギンがいないのを確認してから、後ろから池に再び落ちていた。
この一幕に、ネット上からは「危なすぎる!」「スタジオも煽りまくってるし、最低」「悪ふざけにも程がある」「もう終わるからって何やっても良い訳じゃない」「完全にやりすぎ」という批判の声が殺到していた。
また、那須どうぶつ王国はツイッターを更新し、文書の中で当該シーンに言及。春日が池に入ったことについて、「事前打合せには無かった状況」と説明した。
そして、「当園としては誠に遺憾であり、テレビ局側に厳重に抗議いたしました」と報告。「今後は取材ロケの受け入れについては報道側に動物の尊厳を傷つける様な行為が無いように厳しく対応してまいります」とし、「不快な思いを抱かせてしまったことに深くお詫び申し上げます。何よりも飼育スタッフ、関わった広報スタッフも心苦しく思っております」と綴っていた。
なお、抗議を受けてか、番組の最後では春日が「ペンギンさんたち、驚かせてすみませんでした」と土下座。さらに、「すみませんでした」と連呼しながら、うつ伏せ状態になって申し訳なさを表現していたが、スタジオの加藤は春日に「大丈夫だったよ~」と声を掛けていた。