このところネット上では、来たるべき食糧危機の対策としての昆虫食、特にコオロギ食に対する注目度が上がっている。一部の高校の学校給食でコオロギが提供されるといったトピックが話題を呼んでいた。だが、左右のイデオロギー的な対決に単純化されてしまっている傾向があるのも確かだ。
ひろゆき氏は、コオロギ食騒動を整理したネット記事のリンクとともに、「乳牛を殺すと1頭15万円の助成金が出るのは未来の食糧確保に逆行している。食えるかわからないコオロギ食に税金使うなら、牛の餌代に使うべき」とツイート。
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続けて、「乳牛殺しは現在の問題であり未来の問題でもある。『未来の可能性を探る試み』に金使うより乳牛を生かした未来の食糧確保が優先」と書き込んだ。
ひろゆき氏としては、今回のツイートで昆虫食騒動に関しては批判的なスタンスを示したと言えるだろう。
これには、ネット上で「同意。本当にもう日本政府どうかしています」「税金を投入してまで昆虫食を推し進めるのマジやめて」といった共感の声が多く聞かれた。さらに、「そもそも日本が将来コオロギを食べる国にならないように日本の酪農や農業を今支えないと」といった慎重な立場からの意見も聞かれた。
一方で、「今の規模での乳牛酪農の持続的な運営が不可能なことは明白」「牛乳の消費量減少と、その乳牛の餌である飼料が高騰しているので、乳牛を減らさないと酪農家の負担が大きいままになるからでしょ?」といった意見も聞かれた。ひろゆき氏が主張する「コオロギ食よりも乳牛」という意見は、必ずしも当てはまらないのではないかという異論も並び、賛否両論となっている。
ネットを騒がせているトピックに、ひろゆき氏が意見表明をした影響は大きいと言えそうだ。
記事内の引用について
ひろゆき氏のツイッターより https://twitter.com/hirox246